ピコレーザー(PQX)
ピコレーザーとは
ピコレーザーは、ピコ秒(1秒の1兆分の1)という今までの最速であったナノ秒の1000分の1秒の照射時間で、従来のレーザーでは破壊できなかった(作用されなかった)小さな薄いシミの粒子までも破壊することができるようになり、熱ではなく衝撃波で粉砕されたメラニンの粒子は、体内へと吸収されて無くなります。ピコレーザーは従来のレーザーに比べ非常に短いパルス幅の照射が可能となり、皮膚の深層までしっかりとレーザーを届けることができます。熱による肌への負担がほとんどなくダウンタイムを最小限に抑えたピコレーザー(PQX)は、アメリカFDA認可のレーザー機器です。またオプションと組合せることにより改善効果向上、持続性向上が見込めます。
point 1
周囲の組織への影響が少ない
レーザーは照射時間が短いほど、肌へのダメージが圧倒的に少なく、よりシミ・くすみに反応します。
ピコレーザーは「ピコ秒」という極めて短い照射時間で集中的に照射することができるので、シミなどの原因組織だけを破壊、周辺組織へ余計なダメージを与えることなく、より早く確実な効果を出すことができます。
そのため従来のレーザーよりも痛みを最小限に抑えることができ、肌により優しい治療です。
point 2
メラニン色素を徹底的に破壊
ピコレーザーは、従来のレーザーでは破壊することができなかった小さい粒子でも粉砕する事が可能で、
これまで取りきれなかった小さなシミも消し去ります。
メディカルプラスで使用するピコレーザーPQXの特性・利点について
パルス幅が短いことがピコレーザーの利点の1つです。
ルビーレーザーやYAGレーザーでは主に熱エネルギーによってメラニン顆粒を破壊しますが、この熱作用は周囲に少なからず炎症を起してしまいます。炎症期にはメラニン活性が非常に高まるので、その結果 炎症後色素沈着が起きてしまう事があります。この炎症後色素沈着は、従来のレーザーを用いてシミ治療を行う上で最も悩ましい問題でした。
この点ピコレーザーは熱作用よりも衝撃(応力波)によりメラニンを破壊する作用がメインとなるため炎症後色素沈着のリスクが低いと言われています。熱作用による破壊から衝撃で破壊する作用に切り替わる時間を応力緩和時間と呼びますが、使用するピコレーザーのパルス幅がこの応力緩和時間の400ps未満かどうか?が炎症後色素沈着のリスク低減に大きく関係するわけです。
550~750ピコ秒前後のパルス幅を持つ機種が多い中、当院で使用のPQXは350ピコ秒と応力緩和時間より短いパルス幅を持っていることから、ピコレーザーの利点を最大限発揮できる機種の1つと言えます。
ピコスポット照射
気になるシミにピンポイントでレーザーを照射し、衝撃波によってシミを除去する治療法です。従来のシミ取りレーザーと比較して照射時間が非常に短いため、肌へのダメージが少なく、治療後に炎症後色素沈着を起こすリスクが少ないと考えられています。
こんなお悩みに
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シミ、ソバカスが気になる
-
気になるシミ・ソバカスが従来のレーザー治療で取り切れなかった方
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色素沈着、青あざ(太田母斑)で悩んでいる方
シミ、ソバカスが気になる
気になるシミ・ソバカスが従来のレーザー治療で取り切れなかった方
色素沈着、青あざ(太田母斑)で悩んでいる方
施術内容
ピコスポット照射
- 治療時間
- 5分~20分程度
- 痛み
- 麻酔クリームにて緩和しますが、輪ゴムで弾かれる程度の痛みを伴います。
- メイク
- テープ貼付部分(患部)はメイク出来ませんが その他の部位は当日から可能
- 入浴
- 当日から可能(テープは防水性)
- ダウンタイム
- 治療後の赤みや腫れ感、出血やかさぶたを生じる場合があります。
- 来院目安
- 10日前後にテープoffのため再診。その後は1か月毎に再診
- リスク(副作用)
- 赤み・腫れ・痛み・炎症後色素沈着・色素脱失・肝斑増悪などを生じる場合があります。日焼け(紫外線ケア)にご注意ください。
ピコトーニング
- 治療時間
- 両頬で15-20分程度 ※施術範囲により異なります。
- 痛み
- 軽く弾かれる程度の痛みを伴います。
- メイク
- 術後より可能
- 入浴
- 術後よりシャワー・入浴可
- ダウンタイム
- ほとんどありません
- 来院目安
- 4週間に1回(4-5回/1クール)
1クール終了後は1-2か月空けて色素脱出・肝斑増悪等の副作用が無い事を確認し、必要に応じて継続治療が望ましい。
- リスク(副作用)
- 軽度の紅斑、産毛の脱色、一時的なニキビ増悪・皮疹の発生、色素脱失、色素沈着、肝斑増悪
症例
- 治療名
- 老人性色素斑
- 治療内容
- ピコレーザー(PQX)/1回
施術の流れ
医師診察、カウンセリング
施術前に、担当する医師がお肌の状態を診て、施術範囲や回数、併用療法などの治療プランを決めていきます。治療内容・アフターケアの方法・治療費・治療スケジュールなどの詳細を決めていきます。
施術前準備 洗顔・クレンジング
メイクをしている場合はクレンジングでしっかりとメイクを落とします。素顔の場合も、洗顔して皮脂や汚れなどを落とした清潔な状態にします。
※希望の場合は「麻酔クリーム」を塗布(30分程度)
施術
ご希望やお肌の状況に合わせて施術を行います。
アフターケア
施術後のお肌はデリケートになっているため、こすらないようご注意ください。
料金
ピコスポット
基本手技料 | 5,500円 |
1ショット | 1,100円 |
ピコトーニング
全顔 | 19,800円 |
※料金は税込です
よくある質問
-
- Q.
- ピコスポット照射の治療後、かさぶたが剥がれてきたら自分で剥がしても
大丈夫ですか?
- A.
- 自分で無理に剥がしてしまうと、炎症が強くなり、色素沈着が残りやすくなります。自然に剥がれてくるまで待ちましょう。
-
- Q.
- ピコスポット照射の治療後、照射された場所の色が濃くなったのですが
大丈夫ですか?
- A.
- かさぶたが取れたあと、照射部が茶色くなることがあります。これは、レーザーの刺激によって起こる炎症後色素沈着です。 自然に薄くなることが多いのですが、できるだけ早期改善できるようにメラニン活性を抑える外用剤を後療法として使用していただきます。また、この時期は紫外線防止のクリームなどでできるだけ紫外線を避けるように注意してください。
メディカルプラス クリニック 新宿